フェルメール作品:「窓辺で手紙を読む女」
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現在はドレスデンの国立絵画館に所蔵されている「窓辺で手紙を読む女」は、1658年頃に描かれたフェルメールの作品です。
フェルメール特有の“光”の表現が始まった作品とも言われ、また、全体的に緑を基調としているため、
これもフェルメールの特徴である“静”が表現された作品と言えます。
左の窓から差し込む光の中、女性が手紙を読んでいます。
しかも、内側に開かれた窓のガラスには、手紙を読む女性の表情がとてもリアルに描かれ、見るものの想像力をかき立てます。
しかし、この「窓辺で手紙を読む女」がフェルメールの作品として認定されるまで、多くの時間を費やしたそうです。
1742年には同じく17世紀で活躍したオランダ画家のレンブラントの作とされ、
1801年にはレンブラントの弟子の作品と言われていました。
そして、1826年からはデ・ホーホの作品とされていたのです。
ようやく「窓辺で手紙を読む女」がフェルメールの作品として認められたのが1860年以降のことでした。
X線で見た写真では、壁には最初“キューピット”の絵が描かれていたそうです。
もし現在でも“キューピット”の絵が描かれていたのなら、この女性が読む手紙は“恋文”と言うことになっていたかもしれません。
