フェルメール作品:「水差しを持つ女」
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「水差しを持つ女」は現在ニューヨークのメトロポロタン美術館に所蔵されている、
1664年から1665年頃のヨハネス・フェルメール作品です。
現在はフェルメールの作品として認められている「水差しを持つ女」ですが、以前は違っていました。
1658年に描かれた「窓辺で手紙を読む女」と同様、フェルメールではなく別の人の作品として歴史を歩んで来ました。
左手に金の水差しを持ち、窓辺の外に水を捨てる、
もしくは花に水をやるかのような日常動作を描いたのものですが、画面構成は素晴らしく微妙なバランスを保っている作品です。
水差しは“節制”を意味し、テーブルの上の宝石箱は“虚栄”を意味します。
フェルメール作品「水差しを持つ女」では、意味合いの通り、節制を捨て虚栄に走ろうとする女性を描いたのかは定かではありません。
「水差しを持つ女」の完成度は非常に高いとされ、特に女性のかぶる白い頭巾の表現は、飛びぬけた存在感を得ています。
また、水差しを受ける皿の底に映ったテーブルの模様の描写は、見事としか言いようがありません。
そして、随所に使用したフェルメール・ブルー(ウルトラマリンブルー)がこの作品を贅沢なものに仕上げています。
