フェルメール作品:「地理学者」

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ヨハネス・フェルメールの「地理学者」は、1668年から1669年頃に描かれた作品で、
現在はフランクフルトにあるシュテーデル美術研究所に所蔵されています。
このフェルメールの「地理学者」は、同じく1668年頃に制作された「天文学者」と対をなす作品と言われており、
男性のみをモチーフにした作品も「地理学者」と「天文学者」の2点のみです。
しかも、「天文学者」で描かれた男性が「地理学者」の男性と似ているため、同一人物ではないかとも推測されています。
長髪の男性がハンテンのような上着を着て、手にはコンパスのようなものを持っている構図です。
また、男性の後ろに飾ってある地球儀は「天文学者」に描かれているものと同じです。
当時で言う地理学者とは、学問としての地理学を専門に研究・調査・教育活動などを行っている人物のことを指し、
現在でも表現は変わっていません。
また、学術的成果を残している人物を指すため、この「地理学者」に登場する男性も、
何らかの功績を残している男性を描いたものかもしれません。
フェルメール作品の「地理学者」には貴重な要素が含まれています。
それは“年記”です。
壁と戸棚に入れられているようですが、このような年記(制作年)が記されている作品は、
「地理学者」と「天文学者」と「取り持ち女」、そして初期作品の「聖プラクセディス」の4点のみだそうです。

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