フェルメール作品:「信仰の寓意」
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現在ニューヨークメトロポリタン美術館に所蔵されているフェルメール作品の「信仰の寓意」は、
1671年から1674年に描かれた晩年の大きな作品です。
地球儀の上に片足を乗せ、手を胸に当てがる女性のモチーフは、
1667年ごろに制作された「絵画芸術」と同じく寓意をテーマにしており、部屋の構図も似たものがあります。
フェルメールの「信仰の寓意」は、細部などの技術面では高い評価は得ているものの、その奇抜なモチーフも合わさり、
「不自然だ!」「女性がわざとらしい」「優雅とは言えない」などと評価が低く見られています。
しかも信仰を現しているためか、大衆受けしないとも言われているようです。
しかし、フェルメールにとって異端な作品であるがゆえの評価なのです。
この「信仰の寓意」は、フェルメールが熱心なカトリック信者からの依頼によって制作されたと考えられており、
フェルメールらしくないとの見方が出るのも頷ける話ではないでしょうか?
「信仰の寓意」の画中画には、
17世紀フランドル絵画の巨匠ヤーコブ・ヨルダーンスの『十字架上のキリスト』を簡略化した絵画が、
フェルメールによって描かれています。
